2023年2月27日月曜日、シンガポール。 先日ダボスで開催された世界経済フォーラム2023年次総会で、International Centre for Industrial Transformation（INCIT）はConsumer Sustainability Industry Readiness Index、またはCOSIRIを発表しました。COSIRIは、この種のものとしては初となる独立したメーカー中心のフレームワークであり、世界の業界プレーヤーの持続可能性の成熟度とESGの透明性と報告をベンチマークすることを目指しています。世界経済フォーラム、INCIT、およびビジネスおよびテクノロジー変革企業であるキャップジェミニは、COSIRIの拡大と加速に協力します。
COSIRI は、COSIRI システムによって生成された次のステップの提案に基づいて、メーカーが持続可能な変革についてより情報に基づいた決定を下せるようガイドします。さらに、COSIRI フレームワークには、メーカーの二酸化炭素換算の削減を示す持続可能性の星評価システムが含まれています。二酸化炭素換算は、温室効果ガスの気候への影響を測定する指標です。
「COSIRIは、先駆的な独立した製造業者に焦点を当てた持続可能性フレームワークであり、世界中の製造業に大きな影響を及ぼし、ゲームを変える強力なツールです」と、 Raimund Klein、CEO、および創設者、INCIT。 「COSIRI を使用することで、メーカーは持続可能性の目標に向けた進捗状況をより適切に設定、監視、追跡できるようになります。」
COSIRIは、企業がより持続可能になり、競争上の優位性を獲得できるよう、組織の持続可能性パフォーマンスを中立的かつ定量的に評価することを可能にします。成熟度は、戦略的な気候リスクの緩和、持続可能なビジネスプロセス、クリーンテクノロジー、組織におけるESG機能の実装という4つの側面で評価されます。COSIRI優先順位付けマトリックスは、温室効果ガスプロトコル（https://ghgprotocol.org/) 基準と当社独自のビジネス目標に基づいて、GHG 削減アクションと全体的な持続可能性の取り組みの次のステップを計算し、推奨します。
COSIRI は、すべての持続可能性の要素を組み込んだ総合的な視点を提供する、偏りのない構造化されたフレームワークでもあります。COSIRI の評価プロセスは、わずか 2 日間で完了する、迅速かつ簡単な設計になっています。その厳密さと構造により、企業は変革の進捗状況を継続的に監視および追跡できます。また、企業は持続可能性のパフォーマンスを世界中の同業他社と比較することもできます。
Francisco Betti、世界経済フォーラム製造・生産部門責任者 「COSIRIフレームワークは、世界的にスマートで持続可能な製造業を促進するための大きな一歩です。これは、政府、企業、利害関係者が製造バリューチェーン全体の透明性と可視性を高めるのに役立つ強力なツールです。COSIRIは、世界市場における企業の競争力を大幅に高める可能性があります。」
キャップジェミニ・インベント最高経営責任者、キャップジェミニ・グループ執行委員会メンバー、ロシャン・ギャ氏 「COSIRIの立ち上げは、持続可能性の進展について透明性と建設的な見解を提供するのにちょうど良いタイミングです。COSIRIは業界全体の認識と関与を促進するだけでなく、スコープ3の脱炭素化に必要な加速を可能にし、この課題に取り組む幅広い業界コミュニティを支援することにも役立ちます。その目的は、企業がネットゼロに向けた取り組みを強化する世界的なムーブメントを生み出すことです。」とコメントしています。
COSIRI の最終的な実現可能性の反復で INCIT を支援した共同開発パートナーには、Glendale、Ball、Viessmann、Coherent、Eldor、HP が含まれます。 ~END
INCITについて
International Centre for Industrial Transformation (INCIT) は、世界的な製造業の変革を先導することを目標に設立され、製造業のインダストリー 4.0 への取り組みを支援し、スマート製造業の世界的な台頭を提唱しています。INCIT は、デジタル変革を促進するために、すべての製造業関係者向けに世界的に参照されるフレームワーク、ツール、コンセプト、プログラムを開発および展開する独立した非政府機関です。
